木曜日, 10月 31, 2024
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運動ごとに違うエネルギー代謝

人間は食物を摂取し、消化吸収を経て、体内にエネルギー源を蓄えます。そして、からだを動かす際に、エネルギー源をエネルギーに変換して消費します。
では、体内のエネルギー源はどのようにエネルギーに変換されているのでしょう?

その化学反応は、大きく分けて3種類あり、どのような運動に適したエネルギーなのかが違っています。

A.ATP-CP系
筋肉の中にあるクレアチンを用いて、酸素を用いずに、消費できるエネルギーを生み出します。
短時間で大きな力を生み出すことが可能ですが、持続時間が数秒と非常に短いです。

B.解糖系
筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲンを用いて、酸素を使わずに、消費できるエネルギーを生み出します。
数十秒~数分程度の運動が可能です。
この過程で乳酸が発生するため、運動強度の指標として血中乳酸濃度を用いることがあります。

C.有酸素系
筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲンや脂肪と、酸素を用いて、消費できるエネルギーを生み出します。
大きな力や速いスピードを得るには向きませんが、長時間運動を続けられます。
酸素を用いるため、酸素の消費量が上がり、不足しないよう心臓が多くの酸素を送り出すため、心拍数も上がります。

つまり、時間の経過や使う力の大きさによって、体内のどのエネルギー源を使って代謝するかが変わると言えます。

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