金曜日, 5月 3, 2024
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コンディションを決める要素とコンディショニングのアプローチ

コンディションを決める要素

コンディションとは、その時の心身の状態を指し、「体力」「精神」「技術」「医療」「栄養」「環境」といったさまざまな要因から影響を受けています。

代表的な例として

 ・睡眠状態…寝すぎた 眠れなかった 眠たい
 ・疲労感…疲れている 疲れやすい 動きが鈍い 身体が重い
 ・体重…増えている 減っている 太っている 痩せている
 ・栄養状態…食べ過ぎた 食べていない 食欲が旺盛 食欲がない
 ・精神面…テンションが高い 落ち込んでる
 ・医療面…痛み、ケガ、病気

などが挙げられます。

これらのさまざまな面で心身の状態が良好なときが「コンディションが整っている状態」であり、大会や試合で勝利するためのベストパフォーマンスの発揮に繋がります。
趣味や健康維持を目的とした運動でも、楽しく安全に行うことができるため継続しやすくなります。

逆に言えば、パフォーマンスに影響すると考えられるすべての要因がコンディションの良し悪しを左右していると言えます。

コンディショニングとは

コンディションはさまざまな要因から影響を受け、その状態次第でパフォーマンスが大きく変わるという事をお伝えしましたが、それらのさまざまな要因を調整して、ベストパフォーマンスが発揮できる状態にすることをコンディショニングと言います。

コンディショニングがうまくいけば、心身の調子も好調であるため、良い成績をあげやすくなりますし、逆にコンディショニングがうまくいかなければ、心身の調子もよくない状態となり、競技力は低下してしまいます。

皆さんも経験があるかと思いますが、運動後は疲労やだるさ、眠れない、食欲がないなどの症状が出ることがあります。そういった症状を改善せず、体調の優れない状態で運動を続けていくとパフォーマンスは低下します。思ったような結果が出なかったり、事故やケガを招きやすくなります。

コンディショニングのアプローチ

ではどうする必要があるのでしょうか?
ついついトレーニングなどのパフォーマンスの向上のための技術的な側面ばかりに目が行きがちですが、コンディショニングでは、「体力」「精神」「技術」「医療」「栄養」「環境」の面からの総合的な取り組みが重要です。

コンディショニングを行う方法の第一は、まず現在の自分の体調は「何が問題なのか」を把握し、「どの要素を調整する必要があるのか」を判断することです。

そのためには、「日頃から自身の身体の変化を感じること」が重要です。「疲れている」、「身体が重い」「落ち込んでいる」などの主観的な評価はもちろんですが、栄養バランス、体温、体重などの客観的な評価もしていく必要があります。

そして、その時々に必要な要素にアプローチすることで、自身の身体をコントロールしていきます。
これらの過程を繰り返すことで、現在の状態を最高の状態に近づけることこそが「コンディショニング」となります。

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