ACWRとは「Acute to Chronic Workload Ratio」の略で、急性負荷と慢性負荷の比率を表す指標になります。
急性負荷(Acute Load)とは選手に一度にかかる負荷のことであり、一日や一週間の練習や試合の負荷量を指します。
慢性負荷(Chronic Load)とは、選手に過去の一定期間にかかった負荷のことであり、一般的には4週間の負荷の平均を用います。
値は ACWR=急性負荷/慢性負荷 で値を求めることができます。
ウェイトトレーニングの重量や回数といった絶対的な負荷量(絶対負荷)とともに、これまでの負荷の累積に対する変化(相対負荷)として、管理されることが勧められます。
急激に負荷が増加すれば、ACWRも増加し、ケガのリスクも高まります。一般的には、ACWRが0.7~1.3の間は安全に活動ができ、1.3を超えるとケガのリスクが増大すると言われています。