RPEは「Rate of Perceived Exertion」の略で、自覚的運動強度とも言います。
運動強度を表す主観的な評価尺度になります。RPEは、運動中に自分がどのくらいの強度で運動していると感じるかを10段階で表したものになります。
RPEの尺度は、以前はBorg Scaleと呼ばれる6~20までの15段階の評価を行うことが一般的でしたが、現在は新たにNew Borg Scaleとして1~10の値が用いられることが多くなっています。
旧Borg Scaleは、10倍するとおおよそ、その運動時の心拍数に相当するという意図で設定されたものですが、年齢に依存するという点に注意が必要です。
13がATレベル(無酸素性作業閾値)と考えられています。
New Borg Scaleでは、その運動が自分の持っている能力の何%かを表すという意図で設定されています。
心拍数モニターなどの客観的な値と併せて、各種トレーニングなどの運動特性を理解して、トレーニングプログラムの作成などに役立てることができます。