ダイナミックな動きが特徴
ダイナミックストレッチは、ウォーミングアップに最適なストレッチになります。筋肉の特性として、表の筋肉に力が入ると裏の筋肉が緩むという作用があります。
例えば肘を曲げようとした場合、力こぶ(上腕二頭筋)に力が入り、裏の二の腕(上腕三頭筋)は緩みます。このことを「相反性抑制」といいます。この作用を利用して、筋肉を使いながら大きく動かすことで、動かした逆側の筋肉が伸ばされます。
ダイナミックストレッチの例
レッグスイング
脚を前後に大きく振るのがレッグスイングというストレッチになります。振り上げる際に腿の前の筋肉を意識することで、裏側のハムストリングが伸びます。後ろに振る際は、その逆の働きになります。
アームスイング
身体の前後で大きく腕を回すとアームスイングというストレッチになります。腕を前に出すときは、胸の筋肉を使い背中の筋肉を伸ばし、腕を後ろにするときはその逆になります。
実施のポイント
筋肉が収縮をすることでストレッチの作用を引き出せるため、リラックスするというよりは意識的に筋肉を使うように行います。