金曜日, 12月 27, 2024

乳酸性作業閾値とは

乳酸性作業閾値(Lactate threshold,LT)とは、運動強度と代謝の関係を示す指標のひとつです。

運動を軽い状態で行っている場合には、乳酸の生成量と利用量が等しく、血中乳酸濃度はほぼ一定に保たれます。しかし徐々に運動強度を上げていくと、血中乳酸濃度は上昇していきます。そして、運動強度がある一定以上になると、血中乳酸濃度は飛躍的に上昇します。
この時の運動強度を乳酸性作業閾値と呼びます。

これは、筋の代謝において、強度が上がるため解糖系での代謝が優位となり、糖を分解する際に乳酸が多く発生することになるためです。

乳酸性作業閾値が低いと、比較的低めの運動強度でも糖の分解が行われることになり、長時間の競技などではエネルギー不足となりやすいなどが考えられます。

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