日本スポーツ協会を始めとする各団体が認定するスポーツの専門医のことです。選手の健康管理、スポーツ外傷の治療や試合、大会においての医事運営も行います。また、プロチームや代表チームなどでは、チームドクターとして帯同することもあります。プロの選手だけでなく、一般のスポーツ愛好家の方々の診療等も行う。
医師としての能力はもちろん、スポーツに関する幅広い知識を有していることが望ましい職業。
スポーツドクターの仕事
選手への治療を中心とした健康管理、大会等における医事運営から一般のスポーツ愛好者へのサポートなど多岐にわたります。チームドクターとして各競技の遠征や試合に同行することも多いです。
遠征や大会は国内だけでなく、海外もありますので、海外でしっかりとした治療やサポート、環境構築など多岐にわたる業務をいかにしっかりと実施できるかが問われます。
もちろん、それぞれの医師の方々の専門性はありますが、スポーツで多い診療科目だけでなく、渡航医学や婦人科、内科、精神科など幅広い専門性も大事になってきます。
スポーツドクターになるには
まず前提として、医師免許を持っていることが必須となります。そのうえで、5年以上の実務経験を積んだ後に日本スポーツ協会の実施する講習会の受講と審査での合格が必要となります。スポーツドクターには3つの資格があります。
・日本医師会認定スポーツ医
・日本スポーツ協会公認スポーツドクター
・日本整形外科学会認定スポーツ医
日本医師会認定スポーツ医と日本スポーツ協会公認スポーツドクターは専門は問わず、何科でも可能です。日本整形外科学会認定スポーツ医は日本整形外科学会会員のみ取得が可能となっています。また、医師としての知見でだけでなく、スポーツ科学を含めたスポーツへの幅広い知識を得る必要があります。
【参考】